【40代向け】転職サイト/転職エージェントの比較一覧表
形態 | 名称 | 会員登録 | 公開求人数 | こだわり検索 | 診断ツール | 検討リスト | 検索条件保存 | スカウト | ブロック | 面談 | 面接対策 | 日程調整 | 年収交渉 |
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転職サイト | doda 転職 | 無料会員登録 | 56,302件 | ○ | ○ | ○ | ○ | – | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
リクナビNEXT | 無料会員登録 | 40,773件 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – | – | |
ビズリーチ | 無料会員登録 | 115,000件 | ○ | – | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – | ○ | |
キャリアカーバー | 無料会員登録 | 115,000件 | ○ | – | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – | ○ | |
ミドルの転職 | 無料会員登録 | 125,331件 | ○ | – | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – | – | |
転職エージェント | dodaエージェント | 無料会員登録 | 10万件以上 | – | – | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ |
リクルートエージェント | 無料会員登録 | 103,679件 | – | – | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | |
マイナビエージェント | 無料会員登録 | 非公開 | – | – | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | |
パソナキャリア | 無料会員登録 | 非公開 | – | – | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | |
type転職エージェント | 無料会員登録 | 非公開 | – | – | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | |
JACリクルートメント | 無料会員登録 | 非公開 | – | – | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ |
35歳を過ぎると応募可能な求人数が急速に減少し始めるのが中途採用市場の特徴。それゆえ、20代や30代の頃と比較すると、40代の転職は難易度が相対的に高くなることは間違いありません。その一方で、近年、ミドル層の転職機会が徐々に拡大していることもまた事実です。
上記を踏まえ、以下では、40代の転職を考えるにあたって知っておくべき前提条件や押さえておくべきポイントを述べた上で、40代におすすめの転職サイト/転職エージェントをランキング形式で比較しています。当サイトの内容が転職を考える40代の方々にとって、良い判断材料の一つとなれば幸いです。
40代におすすめの転職サイトを比較【エージェント型】
まず、40代におすすめの転職サイト【エージェント型】を紹介していきます。
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dodaエージェント
日本最大級の紹介実績を誇る
日本最大級の紹介実績を誇る転職エージェント「dodaエージェント」。運営はパーソルキャリア株式会社。非公開求人を含む10万件以上の求人からdodaの専門スタッフが40代向け求人を厳選して紹介してくれる。「自分にあった仕事がわからない」という場合に加え、「キャリアの選択肢を広げたい」というニーズにも対応。履歴書・職務経歴書の書き方についてもサポートしてくれることが特徴。
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リクルートエージェント
転職支援実績No.1の転職支援サービス
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の転職支援サービス。キャリア支援実績豊富な転職エージェントが業界最多の非公開求人の中から40代求職者の希望に沿った求人を紹介し、転職を成功に導いてくれることが特徴。また、提出書類の添削や面接対策に加え、独自に分析した業界・企業情報の提供などの転職サポートも充実している。
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パソナキャリア
業界トップクラスの求人数を誇る
パソナキャリアは、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェント。運営は株式会社パソナ。「2020年オリコン顧客満足度調査」において転職エージェントの分野で第1位に選出されている。求人件数は50,000件以上。転職後年収アップ率は67.1%を誇る。高い専門性を持つ専任のキャリアアドバイザーが40代の転職活動を徹底支援してくれる。
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type転職エージェント
専任のキャリアアドバイザーが最適なキャリアを提案してくれる
type転職エージェントは、ITエンジニア・営業職・企画職・ものづくり(メーカー)の求人・転職に強い転職エージェント。運営は株式会社キャリアデザインセンター(東証一部上場)。「納得感のある転職」を実現すべく、40代の求職者に対して専任のキャリアアドバイザーが最適なキャリアを提案。無料の相談会やセミナーを毎週開催している。
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JACリクルートメント
高年収層に特化した転職エージェント
JACリクルートメントは、管理・専門職、ミドル・ハイクラスのための転職エージェント。運営は株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント(東証一部上場)。総勢約800名の業界・業種に精通した転職のプロフェッショナルが国内大手、外資系、海外進出企業への転職をサポート。40代向けのハイクラス求人も豊富に取り揃えていることで知られる。
40代におすすめの転職サイトを比較
次に、40代におすすめの転職サイトをランキング形式で紹介していきます。
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doda
1つのサイトで全面的に転職をサポート
dodaは、大手企業/未経験者歓迎等の求人が豊富な転職サイト。運営はパーソルキャリア株式会社。面接対策などの転職活動に必要なコンテンツも充実。企業からのスカウトやカウンセリング等、1つのサイトで全面的に転職をサポートしてくれる。診断・書類作成ツールも豊富に存在。40代で転職活動を始めるなら登録しておきたいサイトの一つ。
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リクナビNEXT
自分では探せない「ぴったり」を抽出
リクナビNEXTは、人材業界最大手の株式会社リクルートキャリアが運営する転職サイト。膨大な求人情報から自分だけでは見つけ出すことのできない「ぴったり」を40代の求職者向けに抽出してくれることが大きな特徴。「気になる」を押した企業からの嬉しい誘いに加えて、場合によっては、思わぬ企業からダイレクトで応募の打診が来ることも。
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ビズリーチ
ハイクラス人材に特化した国内最大級の転職サイト
ビズリーチは、即戦力・ハイクラス人材に特化した国内最大級のハイクラス転職サイト。運営はビジョナル株式会社。40代向けハイクラス求人が豊富に用意されていることに加えて、優良企業や一流ヘッドハンターからビズリーチを通じてスカウトを受け取ることで、思いもよらない企業やポジションに出会うことができる。
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キャリアカーバー
厳選した優良なヘッドハンターが魅力
キャリアカーバーは、人材業界最大手の株式会社リクルートキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト。ハイクラス・エグゼクティブ人材向けに、厳選した優良なヘッドハンターだけがサービスに登録。会員登録後はスカウトを待つだけでOK。担当コンサルタントは自分で選ぶことができる。40代向けハイクラス求人も豊富に取り扱っている。
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ミドルの転職
30代・40代を中心とする「ミドル世代」向けの転職サイト
ミドルの転職は、30代・40代を中心とする「ミドル世代」向けの転職サイト。運営はエン・ジャパン株式会社(東証一部上場)。ミドル世代向けの求人を国内最大規模で掲載しており、経営幹部・CxO・部長クラスの募集など年収1,000万円を超えるハイクラス求人も豊富。職務経験や保有スキルだけでなく、価値観や人間性を重視した精緻なマッチングが求められる40代の転職を徹底サポート。
総合評価85
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type
充実感や成長を感じられる仕事探し
typeは、ひとつ上を目指す人のためのキャリア転職サイト。運営は株式会社キャリアデザインセンター(東証一部上場)。「スカウトメール」「AIによる求人提案」「精度の高い求人検索機能」「企業別の面接対策コンテンツ」等によって、満足度の高い転職の実現をサポートしてくれる。転職サイトの中ではナンバーワンのアクセス数を誇り、充実した転職関連コンテンツが40代に求職者に人気である。
40代ハイクラスにおすすめの転職サイト【エージェント型】
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JACリクルートメント
高年収層に特化した転職エージェント
JACリクルートメントは、管理・専門職、ミドル・ハイクラスのための転職エージェント。運営は株式会社ジェイエイシーリクルートメント(東証一部上場)。約800名のプロフェッショナルが国内大手、外資系、海外進出企業への転職を徹底サポートしてくれる。40代向けのハイクラス求人も豊富に取り揃えていることで知られる。
総合評価87
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ランスタッド
世界最大級の総合人材サービス会社
ランスタッドは、世界最大級の総合人材サービス会社。運営はランスタッド株式会社。総合人材サービス企業として、正社員/紹介予定派遣/派遣といった様々な働き方から40代の求職者の希望に合った仕事を紹介。北海道から九州まで全国に拠点を展開。メディア「キャリアHUB」ではビジネスパーソンに役立つコンテンツを配信している。
総合評価85
40代ハイクラスにおすすめの転職サイト【サイト型】
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ビズリーチ
ハイクラス人材に特化した転職サイト
ビズリーチは、即戦力・ハイクラス人材に特化した国内最大級のハイクラス転職サイト。運営はビジョナル株式会社。40代向けハイクラス求人が豊富に用意されていることに加えて、優良企業や一流ヘッドハンターからビズリーチを通じてスカウトを受け取ることで、思いもよらない企業やポジションに出会うことができる。
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キャリアカーバー
厳選した優良なヘッドハンターが魅力
キャリアカーバーは、株式会社リクルートキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト。ハイクラス人材向けに厳選した優良なヘッドハンターだけがサービスに登録していることが特徴。会員登録後はスカウトを待つだけでOK。担当コンサルタントは自分で選ぶことができる。40代ハイクラス求人も豊富に取り扱っている。
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iX転職
年収1,000万円以上の非公開求人が多数
iX転職は、パーソルキャリア株式会社が運営するハイクラス向けの転職サイト。年収1,000万円以上の非公開求人を多数取り扱っていることが大きな特徴の一つ。厳選されたヘッドハンターが40代に役立つキャリアの選択肢を適切に提案してくれる。また、クラウドキャリアコーチを活用すれば、第三者との対話を通じてキャリアに関する悩みを解消することができる。
40代におすすめのIT業界向け転職サイト【エージェント型】
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レバテックキャリア
IT業界のエンジニアやデザイナーに特化した転職エージェント
レバテックキャリアは、IT業界のエンジニアやデザイナーに特化した転職エージェント。運営はレバテック株式会社。IT業界の業務に対する深い理解を備えたアドバイザーが40代の求職者の強みをしっかり把握。非公開求人などの独自の高給与求人も多数掲載されており、年収が270万円アップした実績も。
総合評価87
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マイナビIT Agent
IT・Web業界のエンジニアの転職に強い転職エージェント
マイナビIT Agentは、IT業界のエンジニアの転職に強い転職エージェント。運営は株式会社マイナビ。IT業界の転職に精通したキャリアアドバイザーと企業との強固なリレーションを構築しているリクルーティングアドバイザーが一丸となり、40代の転職をサポートしてくれる。
総合評価87
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ワークポート
IT業界/ゲーム業界/クリエイター業界に精通した転職エージェント
ワークポートは、専任コンシェルジュによる無料転職相談サービス。運営は株式会社ワークポート。「転職活動にまつわる様々なご要望にお応えする」というコンシェルジュとしてのマインドで、専門性の高いサービスを提供している。IT業界/ゲーム業界/クリエイター業界に精通した転職エージェントが40代の転職活動を強力にサポートしてくれる。
総合評価85
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GEEKLY(ギークリー)
IT/WEB/ゲーム業界特化のエージェント
GEEKLYは、IT/WEB/ゲーム業界特化の転職エージェント。運営は株式会社Geekly。エンジニアが利用したいと思う転職エージェント第一位(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。業界専門コンサルタントならではの徹底的な40代向け転職指導を通じて志望企業への入社を最大限バックアップしてくれることが特徴。
総合評価83
40代におすすめのIT業界向け転職サイト【サイト型】
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Find Job!
IT・Web業界で働く人向けの転職サイト
Find Job!は、IT業界で働く人のための転職サイト。運営は株式会社ミクシィ・リクルートメント。IT業界のデザイナー、エンジニア、ディレクター、マーケティング、営業、人事、広報、事務を含む様々な職種の求人が掲載されている。希望者には専任キャリアアドバイザーによる転職支援も実施。他の求人サイトには掲載されていない独自の求人も多く、大手から中小・ベンチャーに至るまで幅広い40代向け求人が揃っている。
総合評価88
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Green(グリーン)
業界最大級の求人数を掲載中
Greenは、成長性の高いベンチャー企業から優良企業に至るまで業界最大級の求人数を誇る転職サイト。直接応募のみならず、企業からのスカウトについても受けることができる。実際、転職希望者の60%が企業側のアプローチから転職を実現している。また、「簡易アプローチ機能」によって、「あなたに興味があります」という意思表示が送られてくることも。画面のレイアウトも見やすく、精度の高いレコメンド機能にも定評がある。
40代の男性におすすめの転職サイト
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dodaエージェント
日本最大級の紹介実績を誇る
日本最大級の紹介実績を誇る転職エージェント「dodaエージェント」。運営はパーソルキャリア株式会社。非公開求人を含む10万件以上の求人からdodaの専門スタッフが40代にぴったりの求人をご紹介。自分にあった仕事がわからないという場合に加え、キャリアの選択肢を広げたいという場合にも対応。履歴書・職務経歴書の書き方についてもサポートしてくれることが特徴。
総合評価90
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リクルートエージェント
転職支援実績No.1の転職支援サービス
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の転職支援サービス。実績豊富な転職エージェントが業界最多の非公開求人からご希望に沿った40代向け求人を紹介し、転職を成功に導いてくれる。また、提出書類の添削や面接対策に加え、独自に分析した業界・企業情報の提供などの転職サポートも充実している。
総合評価90
40代の女性におすすめの転職サイト
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女の転職type
女性を積極的に採用する企業の求人が満載
女の転職typeは、女性を積極的に採用する企業の正社員・契約社員の求人情報が数多く掲載されている転職サイト。経験者から未経験者向けまで幅広い求人情報を網羅。女性の転職成功者のインタビューや適職カウンセリング、その場で結果がわかる「無料年収診断テスト」や「いい仕事ミイつけよう診断」などの診断ツールも豊富に用意。
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日経WOMANキャリア
日経の女性関連メディアをフル活用
日経WOMANキャリアは、株式会社日経HRが運営する女性特化型転職サイト。経理や事務をはじめとして、ワーキングママ向け、未経験OKからキャリアウーマン向けまで女性に特化した良質な40代向け求人を多数掲載。会員登録すれば、レコメンド機能によって、自身の嗜好にマッチした求人情報がメールマガジンで送付されてくるのが特徴である。
総合評価86
40代で転職を考え始めた人が知っておくべき前提条件
まず、40代で転職を考え始めた人が知っておくべき前提条件について整理します。
40代の転職は難易度が高くなる
1つ目は、「40代の転職は難易度が高くなる」ということです。ミドル層の転職機会は徐々に拡大してきているものの、40代の転職はかなり難易度が高いという現実があります。
もちろん、40代でも希少性の高いスキルを備えた人材であれば、引く手数多の状態になるでしょうが、特別なケースを除けば、中途転職市場全体で見ると、35歳を過ぎると応募できる求人数は20代の頃と比べて半減し、40歳を過ぎるとまた半減し、45歳を過ぎるとさらに半減していきます。要するに、そもそもエントリーできる求人自体が少なくなっていくのです。
実際、転職エージェントの立場からすれば、特別な資質のない40代の転職は採用につながらないことも多く、どうしても優先順位を下げてしまうケースも多いようです。40代の転職は20代や30代と比べると相対的に難易度が高くなるということは事前に認識しておきましょう。
すべての40代は数年後の転職を念頭に置く必要がある
2つ目は、「すべての40代は数年後の転職を念頭に置く必要がある」ということです。上述の通り、40代の転職は相対的に難易度が高くなる傾向がありますが、同時に、今後、業績不振を理由に、ますます多くの日本企業が40代〜50代を対象とした希望退職という名のリストラ行為に取り組むことが予想されます。
この流れを踏まえれば、すべての40代は数年後の転職を念頭に日々の仕事に取り組む必要があると言えます。さらに、リストラの対象というのはかつては50歳以上が中心でしたが、最近では、40歳以上というケースも決して珍しくなくなってきています。
「会社が従業員の生活を守ってくれるとは限らない」と言う大前提を受け入れた上で、厳しい現実を直視する必要があります。重要なことは、この状況を正確に認識しつつ、複数の選択肢を用意できる状況をつくっておくこと。危機的な状況が発生した時に迅速に対応できるように準備しておくと良いでしょう。
転職するなら出来るだけ早いタイミングで転職した方が良い
3つ目は、「40代で転職するなら出来るだけ早いタイミングで転職した方が良い」ということです。不確実な時代においては、日本中の誰もが知るような超大手企業でも、一時的な業績不振によって即座に倒産危機に陥ってしまうことがあります。その際、能力の高い人ほど、早いタイミングで見切りをつけて他社に転職する傾向があります。
場合によっては、そういう人は「自分本位だ」「打算的だ」と同僚から言われることもあるようですが、実際問題として、早いタイミングで退職した人の方が転職に成功するケースが多いように思います。それは、早期であればあるほど、転職市場における希少性が高くなることも関係しています。40代で転職するなら出来るだけ早いタイミングで転職することを個人的にはおすすめしたいと思います。
40代の転職で失敗しないために重視すべきポイント
次に、40代の転職で失敗しないために重視すべきポイントについて整理します。
転職先を知名度やブランドだけで選ばない
1つ目は、「転職先を知名度やブランドだけで選ばない」ということです。「上場企業以外はありえない」「役職や年収が下がる転職は避けたい」というように、どうしても知名度やブランドを軸に転職活動を進めてしまいがちです。
おそらくは世間体を気にしてのことだと思いますが、世間体を気にし過ぎて埋没してしまっては本末転倒です。転職先を知名度やブランドだけで選ぶのは基本的には避けましょう。
ポータブルスキルを鍛えておく
2つ目は、「ポータブルスキルを鍛えておく」ことです。ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても「持ち運び可能な能力」のことです。組織を問わず、仕事を推進していく上で必要な能力と言うこともできます。厚生労働省の定義によれば、ポータブルスキルの構成要素としては、「専門知識・専門技術」に加えて、「仕事のし方」と「人との関わり方」が挙げられています。
ポータブルスキルがあってこそ、自分自身の強みは生きるものです。「自分にはどんなポータブルスキルがあるか」を早い段階で認識し、意識的に鍛えておくことで、チャンスに事前に備えておく態度が大切です。
一時的な年収ダウンを許容する
3つ目は、「一時的な年収ダウンを許容する」ことです。転職して一時的に年収が下がったとしても、将来、希少価値の高い人材になっていれば、下がった年収分を取り返すことは十分に可能です。
実際、大幅な年収ダウンを提示されたものの、目覚ましい成果を上げることで、前職の年収以上に昇給した例は決して少なくありません。それに、前職よりも高い年収でスタートすると、その分、期待値も上がってしまうため、結局は誰のためにならないということも少なくありません。
自分の価値を図る尺度が年収だけの場合は、必要以上に年収に固執してしまい、結果、人生における絶好のチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。採用する側からすれば、入社時に高い給料を確約することはリスク以外の何物でもないということを理解した上で、一時的な年収ダウンを受け入れる精神的余裕を持つことが大切です。
40代・未経験の職種に転職するのは難しいのか
一般的に40歳からの未経験職種への転職は難しいとされています。基本的に、企業が40歳以上の転職者に強く求めているものは「即戦力性」と「マネジメント能力」です。しかし、40歳職種未経験の転職者では、過去に別の職種で素晴らしい職務経歴があったとしても、「即戦力」として採用することは基本的にはできません。
では、どうすれば良いか。ポイントは、業種や職種に関係なく横断的に持ち運びできるポータブルスキルをアピールすることです。事業成長に大きく貢献できることを説得力を持ってアピールできれば、40代・未経験でも採用される可能性は大きく高まります。転職先の企業に関する情報を網羅的に入手し、自分に合った求人を選びましょう。また、入社してからしばらくの間は特に謙虚な態度で仕事に臨むことを心掛けると良いでしょう。
40代・未経験で転職に成功するためのポイント
40代で未経験職種に転職する場合、業界/業種に関係なく生かすことができる経験やスキルを持っているかどうかが重要なポイントとなります。キャリアの棚卸しを行うことで、転職を希望する業種/職種に役立つ経験やスキルがないかを紙に書き出してみると良いでしょう。例えば、40代の場合、マネジメント経験を上手くアピールすることができれば、未経験職種の場合でも歓迎されるケースがあります。しかし、ある程度の業界知識や職種に関する理解はどうしても必要なので、業界研究/企業研究を入念に行うことを心掛けましょう。
40代転職者の転職理由
ここで、40代転職者の実際の転職理由について整理しておきます。
厚生労働省の調査結果
厚生労働省が発表した「令和元年上半期雇用動向調査結果」によると、40代の転職理由については、その他(出向等)を除外すれば、下記のような結果になっています。
40代男性
1位:会社の将来が不安だった
2位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
3位:定年・契約期間の満了
40代女性
1位:給料等収入が少なかった
2位:職場の人間関係が好ましくなかった
3位:定年・契約期間の満了
30代総合
1位:給料等収入が少なかった
2位:職場の人間関係が好ましくなかった給料等収入が少なかった
3位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
40代の男性/女性で転職理由の1位は異なっていますが、総合すると、転職理由の1位は「給料等収入が少なかった」となっています。
また、「職場の人間関係が好ましくなかった給料等収入が少なかった」が2位、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が3位という結果となっています。
doda転職理由ランキング2018
やや古いデータですが、dodaが発表する「doda転職理由2018」によれば、40代の転職理由は下記の通りです。
1位:会社の将来性が不安
2位:ほかにやりたい仕事がある
3位:給与に不満がある
4位:倒産/リストラ/契約期間の満了
5位:残業が多い/休日が少ない
6位:U・Iターンしたい
7位:専門知識・技術力を習得したい
8位:会社の評価方法に不満がある
9位:業界の先行きが不安
10位:幅広い経験・知識を積みたい
また、30代の転職理由の経年変化については下記の通りです。
このグラフからは「ほかにやりたい仕事がある」「給与に不満がある」が理由で退職する30代が増えてきていることが見て取れます。
40代の転職に資格は必要か
40代の転職者に対して企業が求めるものは、「保有している資格」ではなく「何ができるか」です。具体的には、専門性とマネジメント能力が特に求められます。保有資格を武器に転職活動に挑もうとする人がいますが、必ずしも有効に働きません。もちろん有資格者がいなければ業務が遂行できないという場合は、この限りではありませんが、趣味に関する資格や難易度がそれほど高くない民間資格などを取得したところで、採用にはつながらないことを理解しておきましょう
最後に
40代で転職する可能性がゼロであったとしても、自分の市場価値を正確に把握するために、転職サイトには登録しておくべきだと考えています。実際、転職サイトのスカウトサービスに登録し、自分の経歴や希望条件を入力しておくと、興味を持った企業や転職エージェントからオファーが貰えたりで、自身の経歴に対する第三者の反応を知ることができます。
また、転職エージェントに相談することもオススメです。相談は基本的には無料なので、一度、連絡してみると良いでしょう。転職を検討していない状況でも、転職エージェントと定期的に壁打ちをすることは個人的におすすめです。ランチであれば、奢ってくれる場合も多いので、ランチがてら相談してみるというのも良いと思います。