・なかなか給料があがらない
・職業柄仕方がないことなのかな
・稼げる仕事に就きたいから教えて

この記事はそんな人におすすめです。会社の給料があまりなく、また、昇給もなかなかしないため将来が不安になる人は多いでしょう。給料の多さは企業や業界によって決まってしまうといっても過言ではありません。そこでこの記事では、給与の高い業界や仕事には一体どんなものがあるのかをご紹介します。この記事を読めば、給与の高い仕事に転職するための資格やスキルなどがわかります。今の給料に満足しておらず、将来的に高年収を獲得したい人はぜひ参考にして下さい。

給料が高いとはいくらから？

国税庁の調べによると、日本の全体の平均年収は440万円ほどです。月給に換算すると36万円ほどとなります。そのため、一般的に考えれば年収440万円以上もしくは、月給36万円以上貰えているのであれば、平均よりは高いといえるでしょう。しかし、年収400万円台では大抵の人は高いとは感じません。税金の多くとられる分かれ目や、一般的に高いと感じる金額を考えると、年収700万円はほしいところです。また、理想の年収を聞いてみると1,000万以上と答えた人が多いという調査結果もあり、その割合はおよそ65%のようです。しかし、日本で1,000万円の年収を越える人は全体の5%ほどとなっており、理想と現実にはかなり大きな差があることがわかります。

給料が高い仕事30選

1位：医師 / 1,197万円
2位：航空機操縦士 / 1,191万円
3位：大学教授 / 1,050万円
4位：公認会計士・税理士 / 1,042万円
5位：弁護士 / 1,028万円
6位：大学准教授 / 861万円
7位：記者 / 822万円
8位：不動産鑑定士 / 777万円
9位：歯科医師 / 756万円
10位：大学講師 / 708万円
11位：自然科学系研究者 / 673万円
12位：高等学校教員 / 662万円
13位：電車運転士 / 643万円
14位：一級建築士 / 642万円
15位：電車車掌 / 583万円
16位：技術士 / 572万円
17位：掘削・発破工 / 571万円
18位：システム・エンジニア / 550万円
19位：航空機客室乗務員 / 543万円
20位：薬剤師 / 542万円
21位：発電・変電工 / 540万円
22位：社会保険労務士 / 525万円
23位：獣医師 / 524万円
24位：旅客掛 / 523万円
25位：自動車組立工 / 522万円
26位：港湾荷役作業員 / 516万円
27位：各種学校・専修学校教員 / 508万円
28位：自動車外交販売員 / 506万円
29位：診療放射線・診療X線技師 / 503万円
30位：鉄鋼熱処理工 / 501万円

給料が高い仕事に就くために必要なスキルや資格とは

給料が高い仕事に就くためには、スキルを磨いたり資格取得をしたりすると転職しやすくなります。そこでここでは、そんな高年収を獲得するための資格やスキルをご紹介します。

税理士

税理士になるためには、税理士試験に合格することに加えて、2年以上の租税や会計に関する事務の経験(実務経験)が必要となります。また、受験は誰でも受けることができるというものではなく、選ばれた人しか受験資格を与えられません。その受験資格というのは「学識による受験資格」「資格による受験資格」「職歴による受験資格」の3つに分類されています。しかし、そんな大変な資格取得だからこそ、税理士の資格を取得することにより、平均年収としては770万円ほどもらうことができます。

一級建築士

一級建築士の資格は、普通高校を卒業するだけでは取得することはできません。まず、二級建築士に合格することが必要です。普通高校卒業後、7年間の実務経験を積めば、二級建築士の受験資格が得られます。そして、二級建築士として4年の実務経験を経て一級建築士が受験可能となります。つまり、普通高校卒業後、少なくとも11年の実務経験が必要となります。また、大学で学んでいた人の場合はもっと短い期間で目指すこともできるでしょう。そして、年収はおよそ650万円ほどもらうことができます。

マーケティングスキル

高収入を得るためにはマーケティングスキルは欠かせません。マーケティングとは、顧客が欲しがっている商品やサービスをつくり、その情報を届け、購入するまでの流れ全般のことを指します。このようなスキルを身につけることでものを売る力が身につき、企業において特別な存在となることができるのです。

高収入を今から狙うならIT業界がおすすめ

高収入を狙うのであれば、現状でIT業界が一番おすすめです。そこで、ここではIT業界の詳細やなぜおすすめなのかを詳しくご紹介します。IT業界とは、IT技術を活用したサービスを提供する企業の総称を指します。ひとえにIT業界といっても様々な職種があり、そのなかでも更に細分化されていて、求められるスキルや知識は異なるでしょう。IT業界を大きく分けると以下の4つになります。

ソフトウェア業界

コンピューターを使って様々な処理を行うソフトウェア製品を製作する業界です。ユーザーのニーズに沿った機能や役割をもつソフトウェアを開発することを目指します。

ハードウェア業界

ハードウェアとは、目に見える機械や、設備・装置などのことであり、電子回路や電子機器の設計を行う業界です。また、ハードウェアの設計をおこなうエンジニアのことをハードウェアエンジニアと呼び、ソフトウェアや光学、物理の知識など幅広い知識が必要となります。

情報処理業界

情報処理h業界とは、顧客の課題を解決するシステムを導入する業界です。

インターネット・Web業界

インターネットを通じて、世の中が便利になるサービスを提供している業界です。IT業界は、今後もどんどん需要を伸ばしていき、最先端技術の発展が著しく起こる一方で、日本では人手不足による問題も発生します。人手不足に関しては現状としても起こっており、今後も更に人手不足は深刻化するでしょう。

【IT業界の今後は？】

IT業界は、今後もどんどん需要を伸ばしていき、最先端技術の発展が著しく起こる一方で、日本では人手不足による問題も発生します。人手不足に関しては現状としても起こっており、今後も更に人手不足は深刻化するでしょう。そして、IT業界の発展や年間平均成長率は、2019年～2024年で3.4%ずつ推移すると、「IDC JAPAN」が報告をあげています。

【IT業界の仕事の種類】

IT業界の仕事の種類には、エンジニア・営業・マーケティングがあります。以下でそれぞれの仕事内容についてご紹介します。

エンジニア

エンジニアとは、工学に関する専門的な知識やスキルを用いた技術者がおこなう仕事です。また、一言でエンジニアと言っても様々な職種があり、仕事内容もそれぞれ異なるのです。ただ、共通するものとしては、システム構築や製品製造など、エンジニアの持つ専門的な知識やスキル・技術などは、なにかを作る上で必要不可欠な存在となります。エンジニアという業界の中でも、近年ではIT業界の発展が著しく、IT技術に関連したエンジニアの需要が伸びているのです。そしてITエンジニアには、大きくわけて「開発系エンジニア」「インフラエンジニア」「IT関連のその他のエンジニア」の3種類があります。

営業

IT業界の営業は、IT営業と呼ばれており、ソフトウェアの導入やWebサイトやコンテンツ制作などの、ITビジネスに関連する営業をおこなう仕事です。営業活動におけるスキルに加え、IT分野に関する専門的な知識が求められるため、営業職の中でも専門性が高いと言えます。具体的な業務内容としては、IT関連の商品やサービスの販売・提供、顧客とのコミュニケーション。それに加えて社内外の他部署との連携などを円滑におこなうためのフォローもするため、案件の管理などの業務も多くなります。

マーケティング

マーケティングは、消費者のニーズを読み、的確に商品を提供する仕事です。IT業界の一般的なマーケティングは、Webマーケティングと呼ばれ、Web上の様々なツールを用いて販売活動の仕組みを作っていきます。また、Webマーケティングも職種が細分化され、WebマーケターやWebアナリストなど様々です。Webマーケターはコンテンツやサービスの充実を図る仕事、Webアナリストはデータ分析などをおこないより効率的なマーケティングへの考察をおこなう仕事となっています。

【IT業界がおすすめな理由】

人材不足

エンジニア業界だけではなく、IT業界そのものが、近年人手不足が悪化していっています。日本は、IT産業の産業競争率強化や、各企業におけるIT活用、デジタルビジネスの進展が盛んになってきており、さらに生産性向上のためにエンジニアの確保を重要視しているのです。しかし、現状エンジニア業界のスキルを保有している方や、専門的に学んでいる方は需要に対して少なく、人手不足は悪化する一方となっています。また、このエンジニア業界の人手不足は、徐々に悪化し続けると言われており、2030年には最大79万人が不足するというのが経済産業省の予測です。2020年の段階でも約37万人が不足しており、エンジニア業界の人材確保と育成は今後の大きな課題となるでしょう。そこで人手不足を解消するために、経験・未経験を問わず雇い、社内での教育をして戦力確保をしていく企業が増えています。そのため、未経験の方でも人手不足の現状では、企業からしたら是非採用したい人材となる可能性が高いでしょう。

学歴関係なしの実力主義の業界

IT業界では、学歴や職歴などで判断をせず、就職した企業での実力で判断する「成果主義」の企業が多いです。年功序列のように、勤続年数や経験年数で給料や待遇が決まるというものではないため、未経験から初めても、実力次第では早々に昇給や昇格をすることができます。しかし、そのためには当然しっかりと基礎から学んでいき成果を出す必要があるため、努力することは必要です。上記のように就職した企業での実績が優秀なエンジニアとしての証明となるため、学歴の関係ない実力主義と言えます。

【IT業界によくある質問】

本当に未経験でもIT関係に就職できる？

未経験からでもIT業界への転職は十分に可能です。IT業界は、全体的に人手不足ともなっていますし、実力主義のため学歴などを重視する企業は少ないでしょう。近年では人手不足なこともあり、企業は積極的に未経験者の採用をおこなっています。そのため、例えばIT業界は未経験だけど業界で活かせる営業力をもっていたり、マーケティング力があったりしたら採用して貰える可能性は十分あがるでしょう。仮にそのような経験がなくても、人手不足な企業にとってはやる気をもって面接にきてくれるだけで採用の価値を見出だせることは十分あります。ない経験は、入社してから作れば良いと考えるIT企業も少なくないことを覚えておきましょう。

30代からでもIT系への転職は大丈夫？

30代にIT業界が求めることは即戦力となるスキルのため、転職する難易度はやや高くなります。IT業界にある職種のなかで、どれも経験したことがない場合は、転職するのは厳しいでしょう。しかし、IT業界の経験はないけど、同職種の営業やマーケティングなどの仕事を数年間していた経験があれば、採用して貰える可能性は上がります。もしも同職種の経験もなく全くの未経験な場合、独学やスクールに通ったりなどしてプログラミングを学んだり、ITに関する知識を少しでも増やしてから転職活動に挑戦することがおすすめです。ただし、やはり30歳でIT業界未経験、同職種も未経験の場合、勉強をいくらしても狭き門となることは覚悟したほうが良いでしょう。

IT業界はブラック企業が多くて離職率が高いと聞きますが…

IT業界は、ブラック企業が多いという話も、離職率が高いという話も誤りです。まず、IT業界の令和元年の離職率は9.6%となっています。これは、1年間に10人のうち１人以下が辞めるという計算でそれほど高くないことがわかるでしょう。また、入職率は12.2%と、全体的な人数は増えています。宿泊業やサービス業は、IT業界と比べると2倍、3倍の離職率があり、更に入職率を上回っている状態です。このような結果からもわかるようにIT業界が特別離職率が高いわけではないと言えるでしょう。続いて、ブラック企業に関してですが、IT業界は人手不足や技術の進歩が著しく、学ぶことや対応しなければならないことが多いのは事実です。そのため、日によっては遅くまで働いたり、IT業界の職種によっては休日出勤の多いところも多いでしょう。しかし、近年の働き方改革により、以前と比べて大分緩和された部分や、余裕をもって行動をする企業が増えています。そして、IT業界には目標をもって働いている人も多く、自ら望んで残業をする人もいるでしょう。確かに企業によっては強制残業や休日出勤によりワークライフバランスが保てなくなってしまうブラック企業もあります。しかし、企業によっては、というのはどの職種や業界においても同じことなため、IT業界イコール、ブラック企業という結論にはならないでしょう。

IT業界で年収の高い職種は？

IT業界のなかでも特に年収をもらえる職種をご紹介します。また、下記でご紹介するのはあくまで平均の金額で、頑張りによって倍以上稼いでいる人も大勢いるのです。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーの平均年収は650万円ほどです。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトに対してチームプレーをまとめあげる仕事となります。業務内容としては、クライアントとの打ち合わせやプロジェクトの進捗状況管理などがあります。プロジェクトマネージャーは、マネジメントスキルが重要となる職種です。マネジメントスキルは経験を積まないと得られないため、需要が高く、その分年収も高い傾向にあります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントの平均年収は650万円ほどです。ITコンサルタントとは、企業の経営課題をIT技術を使って解決にみちびく職種です。システムの最適化や新しいシステムの開発など企画するため、ITに関する知識はもちろん、経営に関する知識も求められます。ITエンジニアと比べ、コンサルタント能力も必要となるため、年収が高くなっています。

【最新版】おすすめの転職エージェント

おすすめの転職エージェント（最新版）を整理します。

リクルートエージェント

国内有数の転職エージェントとして知られるリクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数を誇ることで知られています。過去45万人以上の転職成功実績をもとに、プロのキャリアアドバイザーが履歴書／職務経歴書などの書類添削や面接対策まで徹底対策してくれます。国内最大級の転職エージェントということもあって、拠点の数も多いので、地方在住の方でも安心して利用することができます。

dodaエージェント

パーソルキャリア（旧：インテリジェンス）が手掛ける「dodaエージェント」は、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」と並んで国内最大級の転職エージェントとして知られています。約10万件の求人情報から求職者の希望にマッチした求人をプロのキャリアアドバイザーが紹介してくれます。「何から始めれば良いかわからない」「自分の強みがわからない」といった悩みがある場合は、登録してみると良いでしょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」の実績とマイナビグループが誇る豊かな求人情報を強みとする転職エージェント。マイナビエージェント経由でしか応募することができない独占求人の数も多いので、一度、登録してみると良いでしょう。

パソナキャリア

パソナキャリアは、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェント。運営は株式会社パソナ（東証一部上場）。オリコン顧客満足度調査第1位に選出されている。求人件数は5万件以上。転職後の年収アップ率は67.1%を誇る。高い専門性を備えた専任の転職エージェントによる転職サポートが魅力。

【最新版】おすすめの転職サイト

おすすめの転職サイト（最新版）を整理します。

リクルートダイレクトスカウト（旧：キャリアカーバー）

リクルートダイレクトスカウト（旧：キャリアカーバー）は、人材業界最大手の株式会社リクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト。ハイクラス・エグゼクティブ人材向けに、厳選した優良なヘッドハンターだけがサービスに登録していることが特徴。会員登録完了後はスカウトを待つだけでOK。担当コンサルタントは自分で選ぶことができる。

ビズリーチ

ビズリーチは、管理職や専門職、次世代リーダーなどの即戦力・ハイクラス人材に特化した国内最大級のハイクラス転職サイト。運営元はビジョナル株式会社。高年収の求人が豊富に用意されていることに加えて、優良企業や一流ヘッドハンターからビズリーチを通じてスカウトを受け取ることで、思いもよらない企業やポジションに出会えることが大きな特徴の一つである。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、管理・専門職、ミドル・ハイクラスのための転職エージェント。運営は株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント（東証一部上場）。約800名のプロフェッショナルが転職をサポート。また、国内大手、外資系、海外進出企業などの厳選求人を多数揃えていることが特徴である。

アサイン

アサインは、コンサルティングファームをはじめとして、経営企画や事業開発、営業職などのハイエンド向け転職支援サービスを展開している。運営は株式会社アサイン。確かな実績をもつキャリアアドバイザーと日本初のAIキャリアシミュレーション「VIEW」で求職者のキャリアを徹底サポートしてくれる。特に20代～30代のハイエンド転職に強い。

doda X（旧：iX転職）

doda Xは、パーソルキャリア株式会社が運営するハイクラス向けの転職サイト。年収1,000万円以上の非公開求人を多数取り扱っていることが特徴の一つ。厳選されたヘッドハンターがキャリアの選択肢を適切に提案してくれる。また、「クラウドキャリアコーチ」を活用すれば、第三者との対話を通じてキャリアに関する悩みを解消することができる。

AMBI

AMBIは、株式会社エンジャパンが運営する若手ハイクラス人材向けの転職サイト。年収500万円以上の案件が多数。職務経歴書を元にした三段階評価によって、選考通過の可能性がわかることが大きな特徴。登録しておけば職務経歴書を見た企業やヘッドハンターからスカウトを受け取ることができる。

最後に

年収の高い仕事につくためには、それなりの努力やスキル・資格の取得をしなければ難しいです。たとえ楽に稼げる仕事があるとしても、その仕事に就くまでには様々な努力をしなければなりません。なにかしらの努力や計画なくして、収入を増やすということは難しいということです。今よりも少しでも収入を増やしたい人は、自身のスキルアップを目指し、転職エージェントを上手に活用することで成功への道を見いだすことができるでしょう。

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