公開日

2021/11/25

最終更新日

【転職エージェントデメリット】利用する上で注意すべき重要なポイント

転職エージェント デメリット

転職エージェントを利用することで数多くのメリットを享受することができます。一方で、転職エージェントにはいくつかのデメリットも存在します。このデメリットを事前に把握せずに転職エージェントに登録してしまうと、誤った意思決定を行ってしまいかねません。上記を踏まえ、本記事では転職エージェントのデメリットと利用する上で注意すべき重要なポイントについて整理していきます。

転職エージェントのデメリット

転職エージェントを利用する上で押さえておくべきいくつかのデメリットが存在します。以下で順に見ていきましょう。

応募まである程度の日数がかかる

1つ目は、応募まである程度の日数がかかることです。転職エージェントを利用するには、まずは転職エージェントに登録した上で、キャリアアドバイザーと面談を行う必要があります。これは求職者のニーズを正確に把握する上で必要な手続きではありますが、転職サイトのように転職を思い立ってすぐに応募できるわけではないことについては理解しておきましょう。

自分のペースで転職活動を進めにくくなる

2つ目は、自分のペースで転職活動を進めにくくなることです。転職エージェントの中には、目先の売上目標の達成のために、転職者の意向を考えない提案をしてくるキャリアアドバイザーが一定割合存在します。これは、転職エージェントが求職者を企業に紹介することによって成果報酬を獲得し、収益を上げるビジネスモデルを採用していることに一因があります。言い換えれば、求職者が企業に転職すると転職先企業から仲介手数料を得ることができるので、どうしても求職者の意向に関わらず求職者を転職する方向へ誘導するインセンティブが働いてしまうのです。それゆえ、自分のペースで転職活動を進めていきたいと考える方にとっては、転職エージェントへの対応がやや面倒に感じられてしまう可能性があります。

担当者との相性次第な面がある

3つ目は、担当者との相性次第な面があることです。転職エージェントに登録すると、状況次第では、若手で経験不足のキャリアアドバイザーが担当者になってしまうことがあります。また、高い能力を備えていたとしても、人間的な相性の悪い担当者が担当になってしまうケースも考えられます。能力的に問題がある/相性が合わないキャリアアドバイザーが担当者になってしまうと、転職活動をスムーズに進められず、かえって邪魔になってしまうこともあります。担当者との相性が悪いと感じたら、変更してもらうことも可能です。その場合は、問い合わせフォームから担当者変更の旨を運営宛に伝えると良いでしょう。ただし、変更したとしても次にまたしても相性がイマイチな担当者がつく可能性もゼロではないため、転職活動をよりスムーズに進めたいと考えるなら、複数のエージェントを併用した上で、最も相性の良い転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

希望する求人に応募できないケースがある

4つ目は、希望する求人に応募できないケースがあることです。意外に思われるかもしれませんが、転職エージェントを利用したからといって、必ずしも希望する求人に応募できるわけではありません。というのも、転職エージェントが企業に求職者を紹介する前に社内で事前選考を実施し、応募者にスクリーニングをかけるケースがあるからです。企業の採用代行を担う立場でもある転職エージェントには、採用基準に満たない人材を事前に選別する必要があるのです。このため、「この求人に応募したい」と転職エージェントに伝えたところで、スキルや経歴が企業側の求める水準に達していない場合、断られてしまうこともあります。このあたりについては、事前に理解しておきましょう。

担当者との調整が面倒な場合がある

5つ目は、担当者との調整が面倒な場合があることです。転職エージェントを利用すると、希望条件のすり合わせを行ったり、担当者からの定期的な連絡に対応する必要があります。これらがスムーズに進めば良いのですが、調整力に難のある担当者に当たってしまった場合、これらのコミュニケーションが負担になる場合があります。その場合は、必要に応じて、早い段階で担当者の変更を申し出ることを検討しましょう。

サポート期間が決まっている場合がある

6つ目は、サポート期間が決まっている場合があることです。多くの転職エージェントは、無期限で転職のサポートを行ってくれますが、中にはサポート期間が区切られている転職エージェントも存在します。また、無期限のサポートとしているものの、しばらくすると対応を後回しにされるケースもあるようです。特に人気の転職エージェントの場合は担当者のリソースが逼迫していることもあり、長期的なサポートはまず期待できないと想定しておいた方が無難だと思います。その場合は、必要に応じて、別のキャリアコーチングサービスを使うのも選択肢の一つになると思います。

転職エージェントのメリット

今度は、転職エージェントを利用するメリットについて見ていきたいと思います。

非公開求人を紹介してくれる

1つ目は、非公開求人を紹介してくれることです。転職エージェントを利用することで、非公開求人を含む様々な案件の中から求職者の希望にマッチした案件を提案してくれます。ちなみに、非公開求人とは、転職サイトでは募集が公開されていない求人案件のことで、公開案件にしてしまうと応募が殺到してしまうような優良な求人であることが多いです。

キャリア相談ができる

2つ目は、キャリア相談ができることです。転職エージェントに登録すれば、自身のキャリアをキャリアアドバイザーに相談することができます。数多くの求職者と接してきたキャリアアドバイザーによる客観的なフィードバックを貰うことで、自分自身の視野が広がったり、今後のキャリアの方向性が明確化される可能性があります。一度、キャリア相談をしてみることをおすすめします。

履歴書/職務経歴書の添削を行ってくれる

3つ目は、履歴書/職務経歴書の添削を行ってくれることです。転職エージェントを利用すれば、履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削を受けることができます。キャリアアドバイザーが求職者の強み/弱みを面談を通じて把握し、伝え方のコツを指導してくれるので、魅力的な履歴書や職務経歴書を作成できる可能性が高まります。自分一人で応募書類を作成するのは意外に難しいもので、良い感じに書けたつもりでも転職のプロであるキャリアアドバイザーの視点から見れば、内容や見せ方が適切でないケースは少なからずあります。

面接対策を行ってくれる

4つ目は、面接対策を行ってくれることです。キャリアアドバイザーによる面接対策を通じて、面接突破の可能性を大幅に高めることができます。面接というのは非日常な体験であるため、どうしても緊張してしまうものです。本番に備えて、キャリアアドバイザー相手に模擬面接を何回か行うと良いでしょう。

企業との連絡を代行してくれる

5つ目は、企業との連絡を代行してくれることです。実際、在職中に転職活動を行う場合は、細かなスケジュール調整を自分で行うのはなかなか骨が折れますし複数社の求人に応募する場合、それぞれの企業と並行してやり取りを行う必要があります。うっかりしていると、ダブルブッキングなどのトラブルにつながる可能性もあります。転職活動の際に発生する煩雑なやり取りを代行してくれるのは大きなメリットと考えられます。

採用担当者に求職者の魅力を伝えてくれる

6つ目は、採用担当者に求職者の魅力をアピールしてくれることです。転職エージェントは、求職者のことを採用担当者にアピールする役割を担っています。実際、面接では伝えきれなかった求職者の魅力や人柄を直接伝えてくれることもあります。

内定獲得後もフォローしてくれる

7つ目は、内定獲得後もフォローしてくれることです。転職エージェントは、内定獲得にとどまらず、内定獲得後の年収交渉や入社日の調整等の連絡も求職者に代わって代行してくれます。

転職エージェントを使わない転職活動の方法

転職エージェントを使わない転職活動の方法を以下に紹介します。

転職サイト

1つ目は、転職サイトです。誰でもすぐに気軽に始められ、数万件もの求人を一気にチェックできる転職サイトは求職者の心強い味方です。転職サイトには企業が採用ページに掲載していない非公開求人も数多く存在しています。一方で、条件が良く、志望倍率の高い求人であれば、書類選考の段階で落とされてしまう可能性もありますし、キャリアアドバイザーによる書類添削や面接対策もないため、面接にたどり着くことが難しい場合もあります。

直接応募

2つ目は、直接応募です。企業のコーポレートサイトの採用ページから直接応募する直接応募も選択肢としてはあると思います。企業側からしても転職サイトや転職エージェントに支払うはずだったコストを浮かせることができるため、悪い話ではありません。ただ、雇用条件や契約内容などに関するトラブルが発生した場合は独力で対応する必要があります。

リファラル採用

3つ目は、リファラル採用です。入社したいと考えている会社に知人がいる場合、その知人から推薦をしてもらうことが可能です。これを一般にリファラル採用と呼びます。ここ最近はスタートアップやコンサルティングファームを中心にリファラル採用を積極的に取り入れている企業も増えてきています。リファラル採用のメリットとしては書類選考までは(ほぼ)確実に通過できることが挙げられます。また、推薦者による推薦次第では、面接も比較的通りやすくなるとされています。ただし、内定辞退など採用側に対してネガティブな対応をしてしまうと、知人のメンツを潰してしまいかねません。注意しましょう。

ヘッドハンティング

4つ目は、ヘッドハンティングです。ヘッドハンティングは、人材紹介会社のヘッドハンターが優秀な人材をスカウトし、その優秀な人材を企業に紹介するという手法です。ここ最近はビズリーチやリクルートダイレクトスカウト(旧:キャリアカーバー)などの台頭でヘッドハンティングを利用した採用が若年層にも広がってきており、優秀な若手人材がヘッドハンティングにより転職しています。ヘッドハンティングのメリットとしては、今よりも待遇が良くなる可能性が高いことが挙げられます。ただ、紹介される仕事が必ずしも自分の希望条件に合うかどうかは未知数です。

ダイレクトリクルーティング

5つ目は、ダイレクトリクルーティングです。SNSに自分の仕事に関するプロフィールや投稿を行うことで、企業の採用担当者から声がかかる「ダイレクトリクルーティング」は、SNSを通じたセルフブランディングが得意な人にとっては有効な方法です。しかし、プライベートな投稿を含む不用意な投稿には注意が必要です。SNSを転職活動に利用する際は、書き込む内容とプライバシー設定に十分注意する必要があります。

ハローワーク

6つ目は、ハローワークです。転職サイトと同様、ハローワークでは大量の求人を一気に検索することができます。職員が面接などの日程の調整をしてくれるのも魅力です。しかし、業種、職種によっては求人数が偏っていたり、少なかったりする場合があります。また、対応してくれるハローワークの職員は転職のプロではないことも理解しておく必要があります。

転職エージェントをうまく活用する上で意識すべきこと

転職エージェントをうまく活用する上で意識すべきことは整理します。

複数の転職エージェントに登録する

1つ目は、複数の転職エージェントに登録することです。複数の転職エージェントに登録することで、より自分の希望条件に合った企業に出会う可能性が高まります。また、キャリアアドバイザーとの相性があまり良くない場合でも、複数のエージェントに登録しておけば、キャリアアドバイザーを比較した上で、自分にとって一番しっくりくるキャリアアドバイザーを選ぶことができます。一方で、転職活動を本格的に進める段階に突入したら、複数の転職エージェントを併用するのではなく、ひとつの転職エージェントを利用した方が良いでしょう。転職エージェントを利用する中で、徐々に絞っていくと良いでしょう。

転職エージェントにすべてを丸投げしない

2つ目は、転職エージェントにすべてを丸投げしないことです。転職エージェントを利用することは転職活動を進める上で非常に大きなアドバンテージになることは間違いありません。しかし、全てを転職エージェント任せにしてはいけないということです。転職エージェントはあくまでも転職活動をサポートするのが役割です。最終的な判断をするのは、自分自身であることを忘れてはいけません。

転職エージェントを利用すべきか

参考情報として、転職エージェントを利用すべき人/利用すべきでない人を整理します。

転職エージェントを利用すべきでない人

  • 半年以上かけてゆっくりとしたペースで転職したい
  • 転職エージェントに頼らずに転職活動を進めたい
  • 転職エージェントによるフィルタリングを避けたい

自分のペースで転職活動を進めたい場合は、リクナビNEXTdodaなどの転職サイトを利用しましょう。

転職エージェントを利用すべき人

  • これまでに転職活動を行ったことがない
  • 非公開求人を含め、数多くの求人情報に触れたい
  • 履歴書や職務経歴書を上手く書けない
  • 面接対策のアドバイスが欲しい
  • 中長期的な目線で転職を考えている

登録は無料です。まずは2〜3社の転職エージェントに登録してみて、複数のキャリアアドバイザーの話を聞いてみると良いでしょう。上手くいけば、自分と相性の合うキャリアアドバイザーと巡り会うことができ、手厚いサポートを受けながら不安のない転職活動を進めることができます。

最後に

本記事では、転職エージェントのデメリットについて整理しました。転職エージェントにはいくつかのデメリットはあるものの、多くの人にとっては利用するメリットの方がはるかに大きいと思われるので、積極的に利用すると良いと思います。登録は無料なので、まずは登録した上で、キャリアアドバイザーに色々と相談してみると良いでしょう。

また、転職以前に退職で手間取っている方には退職代行サービスの利用がおすすめです。退職代行サービスにも様々な種類がありますので、自分に合うサービスを比較検討すると良いでしょう。

退職代行安いPhoto by Magnet.me on Unsplash