2021-01-13

転職エージェントの断り方|退会の仕方も解説

転職未経験者にとって大変心強い転職エージェントという存在。しかし、転職エージェントを利用したからといって必ずしも転職に成功する訳ではありませんし、望むような求人を紹介されなかったり、担当のキャリアアドバイザーと相性が合わないケースもあると思います。内定を獲得したものの、やはり辞退したいと考えが変わることもあるでしょう。ただ、尽力してくれたキャリアアドバイザーに対して「辞退したい」と言い出すのはなかなか勇気がいるもので、人間関係に支障をきたさないような上手い断り方はないかと悩んでいる方も少なくないと思います。そこで本記事では、転職エージェントの断り方をいくつかのケース別にお伝えさせて頂きます。

転職エージェントの断り方

ケース①:サービス登録後に面談を断る場合

サービス登録後に転職エージェントとの面談を断る場合の断り方を整理します。この場合に伝えるべきことは、面談をキャンセルしたことに対するお詫びです。伝える方法としては、電話もしくはメールがおすすめです。メールで断る場合の文面としては、下記を参考にすると良いでしょう。

お世話になっております。先日、登録させて頂きました〇〇と申します。大変恐縮ですが、諸般の事情により、今回は面談をキャンセルさせて頂きたいと考えております。せっかく面談の日程をご調整頂いていたにもかかわらず、こちら側の都合で大変申し訳ありません。また別の機会がございましたら、何卒宜しくお願い致します。

ケース②:面談後にサービス提供を断る場合

次に、キャリアアドバイザーと面談を実施したものの、面談後にサービス提供を断る場合の断り方を整理します。この場合に伝えるべきことは、「お詫び」「面談の時間を取って貰ったことへの感謝の気持ち」「サービス提供を断る理由」の3点です。伝える方法としては、電話もしくはメールがおすすめですが、個人的には電話が良いと思います。メールで断る場合の文面としては、下記を参考にすると良いと思います。

お世話になっております。先日、面談をさせて頂きました〇〇です。この度は、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして、有難う御座いました。実は、現在、複数社の転職エージェント様と面談をさせて頂いておりまして、様々な条件を勘案した結果、今回は別の転職エージェント様にお世話になることに決めました。せっかく面談して頂いたにもかかわらず、申し訳ありません。中途半端なやり取りになってしまってはお互いにとって良くないと考えまして、このような形でご連絡させて頂いた次第です。こちら側の都合で大変申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。

ケース③:エージェントからの求人紹介を断る場合

次に、転職エージェントに紹介してもらった求人案件を断る場合の断り方を整理します。せっかく求人を紹介してもらったにもかかわらず、断るなんて申し訳ないし失礼だと思うかもしれませんが、興味がないにもかかわらず無理に応募したところで、結局は転職エージェントや求人先企業に迷惑をかけてしまうことになります。応募したくない場合は、はっきりとその意思を担当のキャリアアドバイザーに伝えましょう。伝えるべきことは、「求人紹介への感謝の気持ち」「求人応募したくないこと」「求人に応募したくない理由」です。伝え方は電話もしくはメールがおすすめです。メール文面としては、下記を参考にすると良いでしょう。

お世話になっております。この度は、お忙しい中、様々な優良な求人案件をご教示頂きまして、有難う御座います。頂いた求人案件について、入念に検討致しましたが、今回は応募をご遠慮させて頂きたいと考えております。理由としては、面談時にお伝えさせて頂いた◯◯という希望条件については十分に満たしていると考えているのですが、◯◯の部分が私の希望するイメージとややズレているためです。大変恐縮なのですが、上記のポイントを考慮した上で、再度、求人をご紹介頂けると幸いです。お忙しい中、大変恐縮ですが、何卒宜しくお願い致します。

ケース④:選考途中で選考を断る場合

さらに、選考途中で選考を辞退したい場合の断り方を整理します。考え方が変わったり、転職エージェントにやや強引に応募を出されてしまったり、色々な事情があると思います。この場合についても、無理に選考を進めたところで誰も得をしないため、はっきりと当該求人に興味がない旨をキャリアアドバイザーに対して伝えることを心掛けましょう。ただ、キャリアアドバイザーが応募先の企業に既に連絡を入れてしまっているケースが多いと思うので、この場合は特に誠意を持って謝罪する必要があります。伝えるべきことは、「選考途中で辞退することへの謝罪」「選考を辞退する理由」です。伝える方法としては、電話もしくはメールが考えられますが、電話の方が望ましいと思います。メール文面としては、下記を参考にすると良いでしょう。

お世話になっております。いつも丁寧なサポートを頂きまして、有難う御座います。大変恐縮なのですが、現在、面接の調整をして頂いている◯◯社の応募を辞退させて頂きたく、ご連絡致しました。理由としては、面談時には、◯◯ということで求人を紹介して頂きましたが、その後、色々と考えた結果、今後は◯◯を重視して転職活動を進めていきたいと考えるに至ったためです。◯◯社については、◯◯の観点で私のキャリア上の方向性とズレていると考えたため、今回は、大変恐縮ながら辞退させて頂けると幸いです。応募後ということもあり、企業様にも大変ご迷惑をおかけしてしまいまして、大変申し訳御座いません。大変恐縮ですが、何卒宜しくお願い致します。

ケース⑤:既に設定された面接を断る場合

既に設定された面接の断り方を解説します。面接を断る理由としては、「他の企業に入社することを決めた」「調べていくうちに希望と異なることに気づいた」「転職活動自体を休止することにした」のいずれかの場合が多いと思います。このような場合の断り方のポイントとしては、「面接日程確定後に辞退することへの謝罪の気持ち」「面接を辞退する理由」の2点です。伝え方は電話もしくはメールが考えられますが、できれば電話で伝えることをおすすめします。丁寧に対応することで、転職エージェント側から「せっかく面接を設定してもキャンセルする求職者」と思われてしまわないように気をつけましょう。メール文面としては、下記を参考にすると良いでしょう。

お世話になっております。大変申し訳ございませんが、◯月◯日に面接が決まっている◯◯社について、面接を辞退させて頂きたく、ご連絡を差し上げました。もう一度今後の転職やA社についてよく考えた結果、転職することで〇〇を実現することを1番重視したいと考えるようになりまして、その点ではA社で叶えることはできないと考えました。また、働き方や勤務条件等も総合的に考えますと、A社に転職することは得策ではないのではと考えまして、辞退させていただきたいと思います。ただ、何度も考えましたが、どうしてもA社に入社するイメージも、入社したいという思いも持てず、日程調整をしてもらったにもかかわらず大変失礼なのは重々承知ですが、ご辞退させていただけますでしょうか。大変申し訳ございません。

ケース⑥:既に獲得した内定を断る場合

既に獲得した内定を断るのは、他社で内定が出た場合/内定を得たものの入社する気になれなかった場合などが考えられます。このようなケースにおいて押さえておくべきポイントは、「内定後に辞退することへの謝罪」「辞退する理由」です。伝え方としては、電話した上でメールで伝えることを強くおすすめします。理由としては、内定を出してくれた企業に対して、誠意を示すためです。誠実な社会人としての態度を常に念頭に置きましょう。メール文面としては、下記を参考にすると良いと思います。

お世話になっております。◯◯です。先程はお忙しい中、お電話にてお時間を頂きまして、有難う御座いました。先日内定を頂きました◯◯社様につきまして、評価して頂いている中で大変恐縮では御座いますが、辞退させて頂きたくご連絡をさせて頂きました。実は、別の転職エージェント様経由で応募していた◯◯社から内定を頂きまして、そちらの会社に入社を決めたことが理由です。今後、自分が取り組みたいことなどを様々な観点から熟考し、◯◯社に入社を決めました。◯◯社の皆様には大変お世話になりましたので、今回の件について、お詫びと感謝の旨をお伝え頂けると幸いです。また、◯◯様にはここまで転職のサポートをして頂きまして、大変感謝しております。本当に有難う御座いました。大変恐縮ですが、今回は内定を辞退させて頂くことを、何卒ご容赦頂ければ幸いです。

ケース⑦:求人紹介をストップする場合

転職エージェントからの求人紹介をストップする場合の断り方を解説します。これは具体的には転職活動を休止したい場合などが挙げられます。この場合は電話ではなくメールで大丈夫です。「今までのサポートへの感謝」「求人紹介を休止したい理由」をキャリアアドバイザーに伝えましょう。メール文面としては、下記を参考にすると良いと思います。

お世話になっております。◯◯です。いつも丁寧なサポートを頂きまして、有難う御座います。ここまでサポートして頂いている中大変申し訳ございませんが、求人紹介を一度止めていただけますでしょうか。転職活動を進めていく中で、このまま転職活動を進めていいのか不安に思い、一度転職活動を深く考え直したいと思ったためです。再度動き出す際には、改めてご連絡差し上げますので、またご支援くださいますと幸いです。私都合で恐縮ですが、ご理解いただけますよう何卒よろしくお願い致します。

ケース⑧:サービスを退会する場合

最後に、サービスを退会する場合の断り方を整理します。退会する方法としては、「問い合わせフォームから連絡」「キャリアアドバイザーに直接メール」があります。多くの場合、転職エージェントのマイページから問い合わせフォームに記入することで退会が可能です。転職エージェントに直接メールしても良いでしょう。メール文面としては、下記を参考にすると良いと思います。

お世話になっております。〇〇で御座います。いつもご丁寧なサポートを頂きまして、有難う御座います。諸事情がありまして、転職活動をストップすることになりまして、退会させて頂きたく、ご連絡を差し上げました。また転職活動を再開することがあると思いますので、その際は是非ともご支援の程宜しくお願い致します。大変恐縮ですが、ご理解頂ければ幸いです。何卒よろしくお願い致します。

ただし、実は、そもそも退会する必要がないケースがほとんどです。個人的には、転職エージェントは登録だけでもしておく価値があると思います。仮に良い求人が見つからなかったとしても、時間が経てば良い求人案件が見つかる可能性もあるからです。なので、あえて退会する必要はないという考え方もあると思います。

最後に

今回は、転職エージェントの断り方をいくつかのケースに分けて整理しました。いずれの場合でも心掛けるべきは、サポートして頂いたことへの感謝と誠意ある謝罪を忘れずに伝えることだと思います。社会人としてのマナーを踏まえた上で、礼儀正しく断りの旨を伝えるようにすると良いでしょう。