公開日

2023/09/24

最終更新日

【20代転職おすすめ職種】20代から目指せる職業ランキングは?おすすめの職種と人気職業を男性・女性別に解説!

20代は、もっとも転職に最適な時期といえます。未経験でも採用してくれる企業も多く存在するため、他の年代に比べて異業種への転職成功率も比較的高めです。そんな20代の男女におすすめの職種は次の通り。

【20代の男女におすすめの職種】

男性

女性

営業

事務職

ドライバー

販売職

コンサルタント

デザイナー

マーケティング

ライター

介護職

広報

本記事では、20代の転職におすすめの職種の特徴や、なぜ未経験でも転職できるのか解説します。さらに、20代・未経験の転職を成功させるポイントも解説するため、これから転職を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。

20代は転職に最適なタイミング

20代の転職が最適なタイミングである理由は、以下の通りです。

  • 20代の転職は他の年齢に比べるとハードルが低めだから
  • 応募できる企業の選択肢が多く未経験可能の求人も多い

また、若手を採用して将来の幹部候補として育てたいという企業も多いため、30代や40代に比べてハードルが低い傾向にあります。20代が未経験で応募できる企業は多く、さまざまな選択肢が用意されています。とくに、社会人2〜3年目の第二新卒時期は、基本的なビジネススキルを身につけており、前職に染まりきっていないため採用してもらいやすいです。そのため、ポテンシャルの高い人材として採用される傾向にあり、結果次第で十分上を目指せるメリットがあります。ちなみに、20代で転職するなら第二新卒時期だけではなく、5〜6年目の時期もおすすめです。5〜6年目は30代目前となり、一定のビジネススキルと前職の実績があります。年齢もまだまだ若いことから、転職することでコア業務を任せてもらえる可能性が高いです。

20代が未経験からでも転職できる理由

20代で転職経験がない場合「本当に未経験の業種でも転職できるの?」と不安になる人も多いでしょう。しかし、20代の場合、今後の成長を見越して採用されるため未経験でも十分に転職することが可能です。第二新卒の場合は、一定のマナーやスキルを身に着けている場合が多く、育成コストがかかりません。さらに、1つの考えに固執せず、新たなアイデアや他業界からの知見を得られるとして、企業からの需要が高いです。そのため、20代は未経験からでも十分転職はできると言えるでしょう。

20代未経験の転職で重要視される部分

20代未経験の転職で重要視される部分は、以下の3つです。

  • ポテンシャル
  • スタンス
  • 各種スキル

それぞれ順番に解説していきますね。

ポテンシャル

ポテンシャルとは、現時点でのスキルや経験ではなく、人材自体が持つ潜在的な能力を指します。主に求められる部分は、次の3つです。

  • 基礎学力
  • ビジネスマナー
  • 仕事に対するモチベーション

ほかにも、自主的な行動ができるか、入社後の活躍に期待できるかなどが判断されています。

スタンス

スタンスとは、どのような価値観・考えで仕事に取り組んでいるのかという部分です。仕事で成果を出す人材は、自ら考えて行動する傾向にあります。面接官は、面接を通じて、仕事に対して受身な姿勢なのか、能動的に行動する人材なのかを判断します。

各種スキル

各種スキルとは、ビジネスで活用できる能力を指します。例えば、コミュニケーション能力やマネジメント能力などが挙げられます。業種に関わらず活かせる能力がある人材は、20代未経験の転職で重要視されるのです。業種によっては専門的なスキルを身につけておくことで、転職活動をスムーズに進められます。

未経験職に応募するときアピールするべき箇所

20代の転職で未経験職に応募する際は、別業種でも活かせる「共通のスキル」をアピールしましょう。前職での経験以外にも、コミュニケーションスキルやロジカルシンキングなど、どの職種にも共通するスキルを身につけていることを伝えると効果的です。また、過去の経験と未経験職の共通項を見つけ出し、アピールする方法もあります。スキル以外にも、経験や人脈など部分的に共通している内容をアピールすれば、応募時の説得力を高められるでしょう。

20代後半より前半での転職のほうがおすすめな理由

20代で転職を考えている場合、後半よりも前半での転職がおすすめです。なぜなら、20代後半になると社会経験や専門スキルが重要視されるようになり、転職難易度が上がるからです。もし、転職を検討している場合、早めに行動しましょう。

20代転職におすすめの職種(男性)

20代の男性が転職時におすすめの業種は、以下の5つ。

  • 営業
  • ドライバー
  • コンサルタント
  • マーケティング
  • 介護職

上記職種の中でも、マーケティングや介護職は需要が増加している業界です。未経験者も積極的に採用する傾向にあるため、20代前半の転職に適しています。また、営業やコンサルタントは離職率が低く、歴史のある安定した会社が多いです。下記にて、それぞれの職種の特徴や必要なスキルなどを解説していきますね。

営業

営業とは、個人や法人に対して自社商品・サービスを販売する仕事です。特別必要なスキルはありませんが、入社後に各企業の商品知識を身に着けなければいけません。ただ、研修制度やフォローアップ体制が整っているため、未経験でも十分にチャレンジできる職業といえます。営業の業務内容は、顧客に対して自社商品のアピールやサービスの提案です。そのため、スキルや技術ではなく、人材が持つコミュニケーションスキルや人間性が重要視されます。また、営業職は外勤が多いという印象を持たれがちですが、近年はインサイドセールスといった、顧客と合わない営業方法も注目されていますよ。ちなみに20代営業の平均年収は、営業の種類によって異なりますが250万〜350万程です。多くの営業職には「インセンティブ」と呼ばれる特別報酬が存在し、営業で発生した利益の一部が給与に反映されます。基本給に加えてインセンティブを積極的に獲得すれば、未経験でも大幅な給与アップを見込める仕事と言えるでしょう。

ドライバー

ドライバーとは、トラックなどの配達車両に乗って荷物を運ぶ仕事です。長距離の運転や荷物の積み込みや引き渡しがメインの業務内容となるため、体力が必要とされます。また、荷物を各店舗の開店時間までに届けることも多いため、他の業種に比べて業務開始時間が早いことも多くあります。トラックのドライバーには、小型・中型・大型など種類があり、小型以降は一般の運転免許ではなく、専用の免許証が必要です。

【トラックの種類と必要資格】

トラックの種類

小型

中型

大型

重量

5トン未満

5トン〜11トン未満

11トン以上

必要資格

普通免許

中型免許

大型免許

20代ドライバーの平均年収は350〜400万円と、他の業種に比べて比較的高い職種。大型車両や特殊車両の運転免許を取得すれば、給与アップも見込めますよ。

コンサルタント

コンサルタントとは、特定の業界や企業が抱えている問題を解決するための方法をアドバイスする仕事です。クライアントが抱える問題を分析するための思考力や、相手との会話から意見や要望を汲み取るコミュニケーション能力が求められます。また、戦略系や人事系など専門のコンサルタントが分かれており、それぞれ求められる能力が異なります。一部のカテゴリを除いては資格取得の必要がなく、前述したスキルがあれば活躍できるでしょう。さらにコンサルタントは、事業運営のDX化やコロナウイルス流行によって、需要が高まっています。ちなみに20代コンサルタントの平均年収は、400万〜600万円前後です。インセンティブを採用している企業も多いため、成果次第で給与アップも狙えるでしょう。

マーケティング

マーケティング職とは、自社商品・サービスを販促したり、効率的に展開する仕組みや企画を考える仕事です。仕事内容の範囲が広く、市場調査・分析や企画開発など様々な業務をこなす点が特徴です。マーケティング職へ就くためには、業界に特化した知識やチームメンバーとのコミュニケーション能力が求められます。20代マーケティング職の平均年収は300万〜400万円ほどで、役職を得ることで年収アップを見込めますよ。マーケティングは未経験だと難しいと思われがちな職ですが、企業の求める条件を満たしていれば十分転職可能です。

介護職

介護職とは、高齢者施設や老人ホームなどで高齢者の身の回りの世話や相談援助を行う仕事です。介護がメインの業務となるため、介助スキルや観察力・判断力が求められます。主な勤務地は、老人ホームや介助が必要な高齢者の自宅などです。介護職の現場は365日稼働しているため、勤務形態として夜間勤務や土日祝の出勤も珍しくありません。20代介護職の平均年収は250万〜300万円ほどですが、専門的な資格の取得や役職に就くことで給与アップが目指せますよ。

【介護職の保有資格と平均年収の違い】 

保有資格

平均年収

資格なし

3,255,120円

保有資格あり

3,833,520円

介護福祉士

3,944,640円

社会福祉士

4,361,760円

介護支援専門員

4,347,480円

引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況調査結果p.182」

後期高齢化社会の日本では、介護職の需要は非常に高く、未経験でも就職先が豊富に存在します。

20代転職におすすめの職種(女性)

20代女性の転職におすすめの職種は、下記の5つです。

  • 事務職
  • 販売職
  • デザイナー
  • ライター
  • 広報

上記の職種は、未経験者も積極的に採用する傾向にあります。中でも、事務職や販売職は人材不足によって需要が高まっています。また、広報は女性に人気の高い職業です。幅広いスキルが求められる分、仕事のやりがいがあると言えます。デザイナーやライターはクリエイティブな職種であるため、未経験でも離職率が低いです。他の職種と違って特別なスキルが求められるため、転職時はある程度準備が必要でしょう。下記にて、20代女性の転職におすすめの職種について詳しく解説していきますね。

事務職

事務職とは、書類の作成やファイリング・データ入力などを行う仕事です。事務職の中には一般事務や経理事務・営業事務など、複数の職種があります。

【事務職の種類と仕事内容】

事務職種類

仕事内容

一般事務

・事務作業全般(書類の作成や処理・ファイリング・データ入力)

・来客対応

営業事務

・営業担当のサポート(見積書、請求書作成・商品の受注)

・顧客対応

経理事務

・会社の会計業務(経費精算・入金管理)

・予算編成

医療事務

・受付業務

・医療関連の事務作業(カルテ作成・診療報酬明細書の作成)

求められるスキルは職種によって異なりますが、コミュニケーションスキルやPCスキルが必要です。また、事務職の基本的な勤務地は自社オフィスで、デスクワークがメインとなります。一般的に事務職は土日休みがあり、定時帰宅が可能なため、バランスが良いライフスタイルを送りやすい点が特徴です。ちなみに、20代女性事務職の平均年収は、250万〜300万円ほどです。PC関連のスキルや語学スキルを身に着けることで、給与アップも見込めます。事務職は、ルーティンワークや地道な作業が苦にならない人におすすめの仕事です。

販売職

販売職とは、主に店舗従業員として顧客への接客や商品購入サポートを行う仕事です。店舗へ出勤して、来店客に対してサービスを提供します。販売職の職種は幅広く、スーパーやコンビニ・アパレルなど様々です。自分の好きな商品と直接関わったり、店舗運営に携わったりできる特徴があります。主に求められるスキルは、対面接客の経験や商材に関する知識や、コミュニケーションスキルです。人と話すことが得意な人や、人のために役に立ちたいという人には向いているでしょう。ちなみに、20代女性販売職の平均年収は300万〜330万円です。自身が勤める店舗で従業員として成果を出し、店長やマネージャーになれば、給与アップを期待できますよ。販売職で得る経験は、営業やマーケティングなど、様々な職種で役に立ちます。そのため、キャリアアップとしても有効な仕事と言えるでしょう。

デザイナー

デザイナーとは、製品やポスター・雑誌などのデザインを制作する仕事です。デザイナーにも、グラフィックデザイナーやWebデザイナーなど、複数の種類が存在します。デザイナーの勤務地は自社オフィス以外にも、リモートに対応しているケースも多いです。デザイナーは特別な資格が必要ないものの、次の2つのスキルが必要になります。

  • クリエイティブスキル
  • デザインソフトの使用

さらに、クライアントの要望や課題を解決できるデザインの制作や、センスも必要になってきます。20代女性デザイナーの平均年収は、種類によって給与は異なりますが、250万〜320万円です。他の職業に比べると少し低めですがデザイナーからアートディレクターやチーム責任者へキャリアアップすれば、給与アップが見込めます。キャリアアップのためには、マネジメントやマーケティングスキルなどを磨くと、より高く評価されるでしょう。20代の内にデザイナーとしての経験やスキルを積み、フリーランスとして活躍する人も多いです。デザイナーは働く場所を選ばないため、自由な働き方に興味がある人におすすめの仕事といえます。

ライター

ライターとは、依頼された企画に合わせて文章を執筆する仕事です。ライターは掲載媒体によって職種が分かれており、Webライターや書籍 、フリーペーパーなど出版物を中心に執筆するライターも存在します。ライターには次の様なスキルが求められます。

  • 構成作成能力
  • 文章表現力
  • タスク管理能力

さらに、単純に文章を書くだけではなく、クライアントや編集者の意図を汲み取った文章や、SEOなどの技術が必要です。最近では、クライアントと直接会うケースも少ないため、リモートで働く人も増えています。20代女性ライターの平均年収は300万〜360万円です。しかし、ライターとして経験を積み、編集者やディレクターとして活躍することで、給与アップが十分見込めるでしょう。また、ライターは在宅でも働けるため、最近では副業として始める人も増えています。

広報

広報とは、自社企業や商品に関する情報発信を行う仕事です。主な仕事内容は、自社社員や取引先・株主と良好な関係を築き、展開する事業内容のブランド力を上げることです。広報にはコミュニケーション能力や正確な日本語力、客観的な視点などが求められます。自社オフィスでの仕事が多いですが、場合によっては取材へ行くことも少なくありません。20代女性広報の平均年収は320万〜380万円と紹介した職種の中でも比較的高めです。広報としての業務をこなして実績を積み、リーダーや部長などのマネジメント職に付けば年収アップも見込めるでしょう。PRプランナーなど広報業務へ活かせる資格を取得すれば、給料アップに繋がりますよ。

20代・未経験の転職を成功させるポイント

20代・未経験の転職を成功させるポイントは、次の3つです。

  • 転職の理由を明確化する
  • 自分の強みを把握しておく
  • 今後のキャリアプランも考えておく

下記にて、それぞれ順に解説していきますね。

転職の理由を明確化する

20代未経験で転職する場合は「なぜ転職するのか」を明確にしておきましょう。転職の理由が明確化できていないと、目指したい仕事やキャリアプランを考えることができません。特に未経験職へ転職する場合、なぜキャリアチェンジするのかを明確化できていなければ、活動の軸を決められず行動に迷いが出ます。そのため、転職する理由を明確化し、叶えたい目標に対して優先順位を決めることが重要です。主な転職理由として、キャリアアップがしたい、給料を上げたい等があります。このように、具体的な理由と目標を把握しておけば、行動に対しての迷いを捨てられるでしょう。

自分の強みを把握しておく

20代未経験で転職する際は、自分の強みを把握しておきましょう。「自分はどんな部分に強みがあるのか」を把握しておかなければ、面接時にうまくアピールできません。自分の強みをうまく見せることができれば、転職が成功する確率もアップします。また、20代での転職はこれまでの経験や特別なスキルではなく、人材自体のポテンシャルやスタンスが重要視されます。そのため、ポテンシャルやスタンスなどと組み合わせてアピールができれば、より年齢部分のメリットを活かせるでしょう。

今後のキャリアプランも考えておく

20代未経験での転職は、今後のキャリアプランについても考えておきましょう。転職を考えている職種で「今後どのようにキャリアを広げていきたいか」を明確化しておくことで、具体的な働き方を定められます。例えば、営業職へ転職を考えているなら、転職先で管理職を目指したり、同業他社へ転職したりすれば、キャリアアップが目指せます。培ったスキルや経験を生かせば、気になっている業界で働くことも可能ですよ。

最後に

転職を考える20代の男女におすすめの職業は次の通りです。

【20代の男女におすすめの職種】

男性

女性

営業

事務職

ドライバー

販売職

コンサルタント

デザイナー

マーケティング

ライター

介護職

広報

ただし、それぞれ専門的な資格やスキルが必要な場合もあるということを覚えておきましょう。また、20代は今後の成長を見越して採用されることも多いため、未経験でも転職が成功する確率が高いです。そのためもっとも転職に最適な時期といえます。転職を成功させたい場合、入社後の活躍に期待できるか・自主的な行動ができるかに加えて次の3つのポイントに関してアピールすると良いでしょう。

  • ポテンシャル
  • スタンス
  • 各種スキル

ただ、20代後半になると、上記で述べた3つのポイントに加えて、特別なスキルや経験が求められるようになります。そのため、転職を考えている場合は、早めの行動がおすすめですよ。また、転職活動を行う場合には、次の3つのポイントを抑えてくださいね。

  • 転職の理由を明確化する
  • 自分の強みを把握しておく
  • 今後のキャリアプランも考えておく

自分の考えや、今後のキャリアプランを明確にして、後悔しない転職にしましょう!