【成毛眞】金のなる人: お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方

著者略歴

成毛眞(なるけ・まこと)

書評サイト「HONZ」代表。北海道札幌西高等学校を経て、1979年中央大学商学部卒業。アスキーなどを経て1986年にマイクロソフト株式会社入社。1991年よりマイクロソフト代表取締役社長。2000年に退社後、同年5月に投資コンサルティング会社インスパイアを設立。元早稲田大学ビジネススクール客員教授。書評の定期寄稿はHONZ、週刊新潮、日経ビジネス。

目次

第1章:あなたはお金を持って、何がしたいのか
第2章:「稼ぐ人」の思考法~いつのまにか稼いでいたという感覚~
第3章:お金はロジカルに使え~無駄に減らさないで資産を守る~
第4章:最高の買い物、価値あるお金の使い方
第5章:成毛流「稼ぐ」ための投資~目的は「増やす」でも「貯める」でもない~
第6章:未来の資産を考える

マーカーを引いた箇所

はじめに

  • 一度きりの人生を自分らしく幸せに生きるためのお金がいくら必要か
  • みんなが今「お金」だと思っていないものが資産になる
  • 金のなる人というのは、決して「お金持ち」という訳ではなく、生きる上で、お金の不安に悩まされず、自由に自分の人生を選択できる人のことである

第1章

  • お金を考える上で大事なのは、どんな生活がしたいのか、どんな人生を送ることができれば幸福なのかという具体的なイメージ
  • ビルゲイツの結婚式。1月1日にハワイのラナイ島で行われた。島にある二つのホテルを全室押さえ、ヘリコプターとフェリーも全室チャーターした。島民4000人以上を結婚式のために雇用した
  • あるチャレンジの成功率が30%だとする。一度の挑戦で成功する確度は低いが、チャレンジを3回も繰り返せば、成功する可能性はかなり高い。だが、リスクを取らない人は最初の一回の挑戦をしない。
  • アップルが1980年12月12日にIPOした後、1000ドル投資していたら、現在の価値はおよそ800万ドル。もし、アマゾンの1997年5月15日のIPO後、1000ドル投資していたら、現在の価値は約86万5000ドル
  • 幸せは住む場所と付き合う人による

第2章

  • 「稼ぐ」の面白いところは、新しい出会いが次々に生まれることだ。稼げば稼ぐほど、より面白く、才能の溢れる人物とのネットワークが広がっていく。
  • ジェフ・ベゾスもイーロン・マスクもマーク・ザッカーバーグも、SF小説が好きで、子供の頃から愛読していた
  • イーロン・マスクは南アフリカの裕福な生まれ
  • いくら貯めるかではなく、どれだけ遊びながら稼ぎ続けられるか、を考えた方が人生は楽しい。
  • モバイルバッテリー:cheero(チーロ)「cheero Power Plus 3 13400mAh」
  • 充電ケーブルは、Haulonda
  • 都会に住んでいる人に顕著だと思うが、ステータスにお金を使わされている人はかわいそう。家や車、豪華な食事などは、心からの楽しんでの消費というよりもステータスでやっているように思える
  • 本当の大金持ちを見てしまうと、見栄にお金を使うなんて馬鹿らしくなる
  • 高級レストランでの食事をSNSにあげるのは、今の時代はリスクでしかない。予約が1年待ちという場所での食事をせっせと上げる。自分とは違う層の人間だと相手に思わせるだけ
  • 意外と面白いのが、JC(日本青年会議所)。地域の有力者が集まっている。
  • ちっぽけなステータスを誇示し、SNSで空虚なセルフブランディングに明け暮れるくらいならば、地域のJCに入って、リアルなネットワークを作った方がよっぽどいい
  • 今日ヤバイ奴に会ったというユーチューブ
  • 吉祥寺のハーモニカ横丁
  • 住むべきは、井の頭線の久我山、三鷹台、井の頭公園
  • 武蔵野はずっと東京に住んでいる人が多く、本当の東京のような感じがする
  • 現時点における最大にして最高のチャンスは、20代の若者に投資することだ

第3章

  • 高島屋の外商カード
  • 住む場所にお金をかけるのは見栄ではない。安全を買うのだ。
  • 拙著「コスパ飯」
  • 即金で家を買えない人は絶対に賃貸
  • 国道16号の外であれば、家を買ってもいい。なぜなら、元の価格がすでに安く、不動産価値が下がったとしても、資産に大きな影響はないから
  • 東洋経済2018年「住みよさランキング」1位は千葉県印西市、4位は茨城県守谷市、7位は茨城県つくば市、10位は千葉県成田市。
  • 2017年から2018年にかけて、グーグルの検索ワードの最大ボリュームが駅徒歩8分から7分に変わった
  • 不動産を買ったら、ほぼ100%損をすると書いたが、駅徒歩7分以内なら値上がりする可能性もある
  • 日本のインフレ率がこの10年、マイナスから1%をさまよっているのに対して、マレーシアは2〜3%
  • 受験エリートは、与えられた枠組みの中で、解決策を探すことしかしない。
  • なんでもいいから好きなことに熱中し、とことんまではまり込むという体験を体に染み込ませる
  • ビジネスもゲームであり、競合相手の心理や相場を読む力、ここぞという時の勝負勘はゲームで養われる
  • 選考基準として、実家が事業をやっている者はかなりの確率で採用していた
  • 超高級レンコン 野口憲一さん
  • 鈴木成宗さん伊勢角屋麦酒
  • 子供参観日にはすべての会社が取り組むべきだ。株式会社日立ハイテクノロジーズは、「子ども会社見学」
  • 創業300余年の老舗お茶屋、一力亭の口座を持っているからだ。
  • 谷根千
  • 古典の名著は若い時に読み尽くしたし
  • 友人と集まる時でも、何か話題を引き出すツールが必要だ
  • 早稲田ビジネススクールのSpecteeの村上建次郎さん
  • 荒木ゆい

第4章

  • 大人が子どもに用意すべきことは、大人が面白いと思うことを子どもにも体験させることだ。それこそが本物の教育
  • ベゾスのブルーオリジンは2000年に、マスクのスペースXは2002年に設立
  • teTra。ボーイングのコンテスト、GoFlyに参加中
  • プランBに切り替えられる人たちには共通点がある。面構えが良いのだ。愛嬌があって、自然と応援したくなるような魅力を持っている
  • 「テレビ見ない自慢」をする人がいるが勿体無い。
  • SFが多くの起業家を育てたように、いかに子どもの視野を途轍もないレベルで広くできるかは知性ある親の努め
  • 山田五郎「ぶらぶら美術館・博物館」
  • BSテレ東「ワタシが日本に住む理由」
  • オススメのハードディスクレコーダーは、パナソニックのディーガ。スマホのアプリと連動させると、外出した録画番組を見ることができる。
  • 「そうだ、京都行こう」では、ダメ。行き先は徹底的に調べてから訪れた方が得るものが多く、何より旅行の楽しみの9割は事前の下調べの時間という研究もある
  • 遊びながらもお金になることを頭の片隅で考えている
  • クルージング。マイアミ発着の大型船。7泊8日24時間食べ放題で500ドル。実は、酒こそがこのクラスの船の最大の収益源だ
  • テーマ設定。「日本国内のすべての水族館にいく」「省庁の食堂のカレーを食べてくる」
  • 横浜赤レンガ倉庫桟橋から出港する「工場夜景ジャングルシリーズ」
  • 伊勢佐木長者町
  • チームラボボーダーレス

第5章

  • ひふみ投信。見込みがあれば、小さな会社の株でも買うため、投資信託というかベンチャーキャピタルのよう
  • ひふみ投信が2016年4月に投資した半導体メーカーの株価は1000円から4735円と約4.7倍になった。また、2009年10月に投資したメガネチェーンの株価は150円から6060円と約40倍になった。
  • ジャック・マー氏の個人資産は約4兆4900億円。
  • お座敷パンダ
  • 猫の死亡原因のほとんどが腎臓病。猫の平均寿命を30歳に伸ばすことのできる薬
  • クリスパー。Synthego
  • マイクロソフトに勤めていた頃、自己資金のほとんどをAmgen、Nanogen、Genentechに投資していた
  • Mammoth Biosciences/Inscripta/Synthetic Genomics/Ligandal/Caribou Biosciences/Sherlock Biosciences

第6章

  • 貯蓄型の生命保険はお金であり、資産である。経営者の場合、間違いなく、生命保険を資産として考えている。たとえば、中小企業の場合、利益が出た年は、節税のため、団体保険や経営者保険に入る。2019年2月に生命保険各社は販売休止を発表。
  • 中国でQRコードが爆発的に普及したのは、特殊な国内事情が大きな要因。欧米では、QRコード決済は普及していない。
  • エストニアは、QRコード決済どころか現金払いしかできないお店も多い
  • 世界的に見れば、QRコード決済は中国で普及しているだけで、「未来の決済手段」でもなんでもない。
  • Suica。嬉しいことに、オートチャージを使えば、ポイントの二重取りもできる。
  • 加入者数に応じて、サービスの価値が決まることをネットワーク効果と言う。
  • キャッシュレスの分野で、新たなデファクトスタンダードになり得る技術は、顔認証システム。今後、コンビニなどの小売店はレジがなくなり、いわゆる無人店舗になって行くだろう
  • アメリカのコンビニやスーパーにおける万引き率は売上の2%弱にのぼり、経営を圧迫している
  • ビットコインのマイニングによるCO2排出量はスリランカの年間排出量以上とも言われている
  • Kivaなどのマイクロレンダーがリブラベースで貸付始めると、むしろ途上国で本格的に日常的な通貨になる可能性がある
  • リブラ建ての外貨準備が積み上がる。リブラ預金。ゼロ金利政策の危険性が減り、ゼロ金利政策に悩まされていた個人が動く。結果的に、金融緩和による通貨戦略は通用しなくなる
  • フィリピン中央銀行によると、2018年の出稼ぎ労働者ら在外フィリピン人からの送金額は、289億ドル(約3.2兆円)
  • 個人向けの国際送金サービスRemity。1.15億ドルを調達(約130億円)。アマゾンのベゾスも投資
  • フェイスブックは日本をほとんど相手にしないだろう。日本だけでなく、イギリスやドイツなどG7での流通は目的ではない。途上国とアメリカをつなぐことに意味がある。リブラが最初に使われるのは浅草。
  • 日本とベトナム間の決済は、円建てでもドン建てでもなく、ドル建て
  • ドル利用禁止は、貿易禁止に等しい
  • ジンバブエ中央銀行では、7月以降、公式発表を辞めた。
  • 為替レートの変動に対して強くなるためには、ドルを持つべきだ。ドル以外の通貨は資産と考えなくても良い。意外と狙い目なのは、ベトナムやマレーシアなどの東南アジアの通貨だ。10年〜20年単位で見ると、下がることはない。上がるだけだ。

終わりに

  • 時代が進むにつれて、お金の形は変わってきた
  • 現在使われている紙幣や硬貨に変わって、新しい形のお金が主流となるのは遠くない未来だろう。そして、それはQRコード決済のように、面倒なものではないはずだ